スマホを使い出して10年以上経つ。最初はIphone4であった。当初はまだ携帯の主流ではなく,もの珍しかったのもあったが,世界対応だったのが決め手であった。その二年前,どうしても海外から緊急に国際電話をかける必要があり,公衆電話やホテルの電話で難儀した。次の年は,世界対応の携帯電話をレンタルして海外へ出かけたが,これもやはり面倒な手続きが必要であった。
今ではスマホ一台とクレジットカードがあれば,何から何まで事足りる。スマホに頼りっきりの自分が何かだかスマートで,昔は背負ったカバンの中に辞書まで入っていたのを思い出すと苦笑いである。
そんな訳で50代おっさんの1人旅でも使える海外旅行必須アプリをご紹介する。
準備するもの
e-Sim対応のスマートフォン
e-sim対応は必須。現地でsimカードを購入して入れ替えるという面倒な作用が不要。あらかじめ自分のスマホのsim-lockを解除しておく必要あり。会社によって価格だけでなく,カバーしている国の多さが異なるので渡航先の国を確認してから登録してアプリをダウンロードする。
私はUbigiとMTX-Connectの2つをその時に応じて使い分けている。Ubigiはサイトもアプリも日本語対応もあり,使いやすい。MTXはすべて英語であるが,Ugibiに比べて対応国が多い。マイナーな国へ行く場合はMTXが重宝する。
ストラップを取り付けられるスマホケース
スマホにストラップは賛否両論あるところだが,今やスマホは必須アイテム。海外で落下による損傷,紛失などは絶対に避けたいところ。普段はノーストラップ派も渡航中は首にかけたり,上着に結び付けたり,身に着けておきたいところ。
モバイルバッテリー
小型のものがよいでしょう。それなりに重いですから。私はmagsafe・ワイヤレス充電対応のものを使用している。
おすすめアプリ・ウェブサイト
Skyscanner
空路検索に必須アプリ。あくまでも行程とチケット代の検索用なので,機体・座席・就航都市と曜日,口コミなど詳しい情報はFly Teamというウェブサイトとの併用がおおすめ。
自分が登場する機体,座席レイアウト,おすすめ座席などの情報を知りたいときはSeatmapsまたはSeatGuruというサイトがある。少しでも快適に,そして一番都合のよい席を確保したいところ。搭乗レビューや写真も参考になる。
Tripadviser
ホテルやレストランの口コミ,写真は大いに参考になる。予約サイトの料金比較もこれ1つ。
Roma2rio
空路はもちろん,陸路・海路のルート検索,現地交通情報なども一発。日本語にも対応している。現地交通機関のウェブサイトにもアクセスでき,長距離バスなどの予約もできる。googleマップと併用するとよい。
Maps.me
オフラインに対応した地図アプリ。ルート検索にももちろん対応。インターネット環境がなくても利用できる。万が一のときのためや,ギガを消費したくない人たはおお薦め。ただしあらかじめ目的地の地図をダウンロードしておく必要がある。結構正確で,砂漠のど真ん中でもGPSで位置を探知してくれる。マイナー国では情報がアップデートされず,閉店した店などがそのままになっていることがあるので注意。
ガイドブックや旅行中に読む本など,これまでスペースと重量をとっていたものがあっさり,すっきりスマホの中に入ってしまった。超おすすめです。スマホ世代ではない私にとっては最近まで図書アプリに抵抗があったが,今ではこれほどありがたいアプリはないと思っている。
日本入国時の税関申告と入国審査、検疫をオンラインで手続きできるサービス。渡航前にアカウントを作成しておき,帰国便に乗る前,空港で税関申告をウェブ上で登録を済ませておくと,帰国時にQRコードを呼び出して電子端末にかざすだけで,スムーズに入国手続きを通過できる。
実質,紙の税関申告書(黄色いやつ)を提出するかしないかの違いだけだが,スマホに慣れてしまうとこちらの方が便利に感じる。